ゆのは

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのゆのはのレビュー・感想・評価

3.5
#MeToo運動の先駆け。

映画業界で蔓延る
セクシャルハラスメント
の実態を暴露した
ジャーナリストたちの奮闘物語。

今、日本でもいろいろと
問題になっている中で
かなりタイムリーな
内容だったと思う。

この類の作品は、
「観たい」というよりは
「観るべき」だと思い
鑑賞している。

ただ、今回は、
残念ながら私には
登場人物多すぎて
表面的な理解に
とどまってしまった。

この一件で
悪事が明らかとなった
ワインスタインは
「グッド・ウィル・ハンティング」
や「ロード・オブ・ザ・リング」
など私の大好きな作品を
多く手がけた著名な
映画プロデューサー。

そんな彼が裏では
多くの女優や
女性アシスタントたちを
苦しめていた
と思うと気分が悪い。

それ以上に、
ショックなのは、
その作品に関わった
他の俳優や監督。

彼らの中で、
ハラスメントに気づいた人は
いなかったのか?
彼女たちの代わりに
声を上げる、
何らかのアクションを起こせる
人はいなかったのか?

映画プロデューサー
という大きな権力を悪用。
これは、この業界に限った
話ではない。

映画として面白いか
どうかはさておき、
女性として、社会人として
人として観るべき作品。

主役を演じた
キャリー・マリガンと
ゾーイ・カザンの
演技には拍手。
内容の説得力を高めてくれた。
ゆのは

ゆのは