このレビューはネタバレを含みます
米国の大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる性的虐待を暴いていくストーリー。
隠蔽された闇を抱える被害者たちの苦悩
「周りの他の人たちはあそこでノーと言えたのに……」「あの時自分は声を奪われた」など、生の声から当時の悲しみや怒りが伝わりました。
また、単なるゴシップにしないため、ひとつずつ証拠と声を集めていくジャーナリストたちの苦労にもスポットが当てられています。
プライベートの部分まで描写されることでより説得力が増していました。
危険を侵して実名を出した方々の勇気に感服します。
こういった報道があったことは知っていましたが、
背景にあった問題点と被害者に与える影響の大きさを理解できました。
鑑賞後に読んだジャーナリスト2人へのインタビュー記事も良かったので是非。
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/us-vogue-she-said-movie-behind-the-scenes