2024年、現在進行形で日本での権力者による性加害が問題になっており#MeToo運動の元になった事象に興味があり鑑賞。
これは取材がしっかりしてるからワインスタインも逃げ場が無い。
時代の変化に気が付かず昔のままのスタイルで犯行に及べばいずれしっぺ返しをくらう。
事件の詳細は知らなかったので、いつ記事が握りつぶされたり記者達の身に何か怒るのではと終始ハラハラ。
重めなBGMが深刻さを増す演出。
映像もドライで真実味がある。
こういうパワハラとセクハラが一緒くたになった事案は身の回りにあっただけに虫酸が走る。
勇気を出し実名で登場してアシュレイ・ジャッドに尊敬の念を。他の被害者女性の芯のある力強い演技に胸を打たれた。
映像的には派手さは無いがジリジリ迫る緊張感に釘付けになった。
結果、散々被害者女性を罵ったのに分が悪くなると戦いを避け現場から引き下がったからまだ良いが、冒頭で野放しになっているトランプを現実で懲らしめてそれも映像化して欲しい。