AKANE

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのAKANEのレビュー・感想・評価

4.8
今、まさにたくさんのひとに観てほしい作品!
「ロード・オブ・ザ・リングシリーズ」や「キル・ビル」「スクリーム」「英国王のスピーチ」などを世に送り出し、米国ハリウッドの映画界でトップの座に君臨していた大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによる自社の女性社員や女優へのセクハラ、性的虐待、強姦の事実を長きにわたり隠蔽し、被害女性たちを脅し陥れてきた許し難い事実の全貌を暴いたニューヨーク・タイムズ紙の調査報道を描いた実話映画。被害者数は100人近くおり、なかには「アイアンマン」の恋人役で知られるグウィネス・パルトロウ、誰もが知っているアンジェリーナ・ジョリー、カーラ・デルヴィーニュに「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」や「フレンチ・ディスパッチ」で印象的だったレア・セドゥや、「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のエヴァ・グリーン、人気TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」サーセイ役のレナ・ヘディといった著名人たちも被害者に含まれています。世界的に報道されたジャニーズに続き、吉本興業の性加害問題が公になりつつある今、観なくてはいけない作品だとおもいました。男女問わず、ぜひ観て考えてほしい。米国ではこの事件は大きな衝撃を与え、性暴力・セクハラを受けていた女性たちが声を上げる「#MeToo運動」と呼ばれる世界的社会現象へと繋がったものの、日本では今でもかなり遅れた世間の反応と対応。酔ってたから、断らなかったから、時間が経ってるから、そのとき警察に行かなかったから、そんな被害者側を責める言葉ばかりが溢れていません?本作でも最初はまったく同様の対応がされていて、被害者は泣き寝入り状態でした。自分の奥さんや子供が被害者になってもそういうのでしょうか?シンプルに悪いのは権力を利用して、性的に迫る男性側だとおもうのですが…おっと誰か来たようだ
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