人生に絶望した1人の男が同窓会に顔を出す「ピクニック 1999年春」から少しずつ時系列を巻き戻して映画が進んでいく。
彼は何故絶望していたのかを見せる「カメラ 1999年春」
彼がなかなかのクズだったところを見せる「人生は美しい 1994年夏」
単なるクズではなく実直な面もあった事を見せる「告白 1987年春」
彼がクズになってしまうきっかけとなった出来事を描く「祈り 1984年秋」「面会 1980年5月」
20年前、さまざまな事の始まりとなった河原でのキャンプを描く「ピクニック 1979年春」
時系列が変わる時の導入が凡庸だなぁと思ってたら、後で逆回転ショットだったと知って反省。
この頃ソル・ギョング30歳ぐらいのはずだけどもう既に凄い演技巧者でガッチリ引き込まれる。
人生何がきっかけでどう転んでしまうか分かったものではない。主人公はどこからやり直したかったのか…
「おまえの日記に『人生は美しい』と書いてあったが、本当にそう思うか?」