1980年代。
個々の家庭環境や境遇は今よりはるかに千差万別なのに、繋がりはいたって普通であり柔軟でフラット。
今よりもずっと「子供の社会」が「子供同士で」確立されていた気がする。
時事的で真っ直ぐな幼くも生々しい友情は
ノスタルジックな甘酸っぱさを思い出させてくれた
“子供のくせに”や“子供なんだから”と
大人と子供の世界観が隔てられていた時代の方が、知らず知らずに子供であることの特権を正々堂々と掲げていたのかもしれない。
瞬(池川侑希弥くん)と 隆造(田代輝くん)の
相反する個性が絶妙なバランスで、
胸アツだった
子供の頃って些細なことも大ごとで全力だった。
それは大人になると忘れてしまってるようなチクチクした高揚感と緊張感。
もうあんな体感は、この先 一生出来ないんだと思うと
大人になるってつまんなくなることだなぁ。
なんて思ったりした