物語は1988年。小学6年生になった少年たちの日常を描く。
ほとんど同じ年齢、同じくらいの地方で育った自分としては、
教師や大人たちの倫理観のない発言、やたら嘘の自慢をする転校生、生き物大事にしない子ども、やばい噂のある廃墟、BB弾での銃撃戦、見てくれだけで中身がしょぼい中学生の不良などなど既視感のある風景が再現されていて楽しめた。
若い人が見ると今の時代にそぐわず不快な部分もあるかもしれないが、ストレートでしっかりと最後まで見せる力のある脚本だった。
子どもたちも良かったが、特にキップの良いお母さん役の臼田あさ美がよかった。
どうでもいい余談として、自転車は六段変速機付きのやつを使って欲しかったな。