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雑魚どもよ、大志を抱け!のKaz66のレビュー・感想・評価

雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)
3.8
「百円の恋」「アンダードッグ」の脚本家:足立紳の20年越しの原作・脚本・監督作品。
日本版「スタンド・バイ・ミー」的なジュブナイル青春コメディで、監督の作品でいうと「14の夜」や「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」テイストの作品でした。
設定としては1988年、地方の町に暮らす平凡な小学生4人を中心に…という話で、昭和感満載のノスタルジー色でしたが、1988年(僕が社会人になった年)って“まだこんなだったかなぁ?”ととても懐かしく感じました。
足立監督が師事した相米監督のトレードマークの“長回し”を多用し、映画の原点である“移動”を捉えた画作りは、子供たちのわんぱく感と純度の高い”笑い・涙・希望”の詰まった青春映画を見事に表現。エンディング主題歌「少年/インナージャーニー」も爽やかさを引き立てた書き下ろし名曲となってました。
熊本で上映がないので、映画仲間5人と車で2時間かけて大分・日田まで遠征。その珍道中も含めて、気持ちの良いGWの1日を過ごす事ができました。🚙
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