昨年2022年に逝ってしまったふたつの巨星、ひとりは言わずと知れたジャン=リュック・ゴダール、もうひとりは駆け出し程度の映画青年にはまだ不透明な青山真治。
まだ醒めぬ夢の中であられもない言葉を綴る…
劇場でのフィルム上映。
青山真治監督特集にて。
濱マイクシリーズ自体初鑑賞。
『ハードボイルド探偵ドラマ』
という響きにあるポップさ、大衆性。
そんな主人公を通して、ポップさ、大衆性のない世界を描…
このレビューはネタバレを含みます
名前 数字
不連続で無秩序な名前が失われ、連続した秩序をもつ数字が与えられる
連続した集団からの別離=名前の獲得=死
色々な逆転
したいこと→死
個=名前の獲得→死
男が女を求める→女が男を求める…
本作ただただひたすらに痺れるのである。
思いもよらぬ鈴木京香の化け物ぶりと、対となる山本政志の天使ぶり。青山真治が撮った森は、このまま経年劣化していく、フィルムの赤味の風合いこそがよく馴染むのかも知…