クラウドアトラスみやちゃん

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのクラウドアトラスみやちゃんのレビュー・感想・評価

4.3
本日は、竹林亮監督と語る「MONDAYSの宣伝」と題した舞台挨拶付き上映に行って参りました。
本日のキャストは竹林亮(監督)と宣伝担当:栗林和明・永井千晴・大島育宙※敬称略ですみません!

【一言感想】作品も最高だけど制作会社も最高だったぜぇ!ちなみにこちらの制作会社はチョコレイトさんでーす。

【舞台挨拶】今回の舞台挨拶のテーマは本作の宣伝をどんな感じでやってきたのか!に付いて宣伝担当の方々から熱く熱くお話を語って頂きました。

真紅のドレスに身を包んだ永井さんは宣伝のチーフで責任者です。とてもお綺麗な方で話し方とかめっちゃカッコいい人です。
まずは題名の二転三転した歴史から話して頂きました。
ずっと定着していた「エンドレス上司」ほぼ決まりかけた「時を駆ける上司」、でも納得いかなかった監督笑。そもそも、監督の一途最初は「恋はデジャ・ブ」の原題の「Groundhog Day」をもじって「Groundhog Week」であったという。。この話は宣伝担当の方々もご存じなかったそうです!笑
そして現在のめっちゃユニークな題名にたどり着いたという。
こんな題名見たことないし、ある程度題名だけで映画のスジはわかるし、結構な興味は湧くし、それでいて少しもネタバレになっていないという奇跡の題名が爆誕したのです。

予告を担当された栗林さんは、永井さんからの相談を受けて、とにかく最初の3秒に命を懸けてTikTokでもTwitterでも多くの人に再生して貰う予告を創り上げました。
(大学生インターンの話もバカウケでした!)

お話を伺って、本当にこのチーム、この会社だからこの作品が世に出て色々なTVに取り上げられる迄になったのだと思いました。
我らが「Slack」で他のチームにもコメントや顔文字貰うように風通し良くしていたり、こういう社風だからギリギリまで粘って(あたかも映画の中の会社のように!笑)いい作品を生み出せたのだと思いました。

【自身の人生を振り返って】
なんやなんやたいそうな、と思われた方もいらっしゃると思います。
初めてFilmarksで話しますが、
みやはそもそも勤め人になるつもりは全くなかったのですが笑、就職活動では天性のコミュ力というわけでは全くないのですが、会議室に笑いを巻き起こして、あれよあれよと超高飛車な就職活動で難関の企業から内定をいっぱい頂いてしまいまして、最終的に蹴るつもりではあったのですが、かわいいゼミの後輩に迷惑を掛けるわけにもいかず、ごめんなさい!とお断りもできずに入社と相成ります。
その後はめでたく社畜となり、新卒からの数年間はタク券の貰い方も知らなかったので笑始発から終電までがむしゃらに働いていました。
そうなると本当に1週間がループするんです。アレ?これってデジャヴ??というようなことが相次ぎ、外資新卒エリート組はオレらこんなはずじゃなかったよね…と六本木のバーでグチるのでした。。
そんな時、一時でも人間に立ち戻らせてくれたのが映画でした。
2時間時間を作って映画館に飛び込めさえすれば、非日常空間に様変わりします。
そうして出会えた様々な映画と映画という趣味を通じて知り合えた多くの友人のお陰で、みやは超絶ブラックな社畜時代を乗り越えることができました。

超絶脱線してしまいましたが、そんな時代もあったねと。。

素敵な仲間と創りあげた本作は、映画もそんなテーマにいみじくもなっています。
本作は設定がユニークなだけじゃない、心の通った人間ドラマでした。
監督の前作の「14歳の栞」もかつてないほどの素晴らしいドキュメンタリーでしたが、本作も日本初のタイムループ物の大傑作だと思います。(海外営業も頑張って下さいね👍)
心から本作を推したいと思います。

最後に本日のキャストのみなさん、貴重なお話を聞いて頂きましてありがとうございました!