このレビューはネタバレを含みます
「やっぱドラマコメディって好きだなぁ」とこの映画を見て改めて思わされました。
メタ的にループの原因を特定していく点や後半プロットを牽引していく漫画の設定の出方などは少し強引でズルいと思いつつ、「繰り返しのような毎日の中で周りの人たちと少しずつ前進していけばいい」というテーマと「今の仕事を切って良い職場に行くべきか」という主人公の葛藤がコンセプトとマッチしていて、そこまでは気にならなかったです。
おそらく企画コンセプトが先行して作られた作品だと思うので、テーマと葛藤は悪くいうと後付けなのですが、それが功を奏して共感性が高いものに落ち着いてる印象でした。
逆に言えば「ありきたり」ではありましたが、観やすくてこの作品においては最適なのかもしれないと感じております。
キャラクターの造形も「どこかにいそう」でとても良かったです。
部長がおじさんの良いところと悪いところを併せ持っていてとても好きです。