ぶみ

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのぶみのレビュー・感想・評価

4.0
絶望と希望の月曜日が押し寄せる!

竹林亮監督、円井わん、マキタスポーツ等の共演によるSFコメディ。
同じ一週間を繰り返している事に気づいた広告代理店の社員等の姿を描く。
転職を考えている主人公を円井、部長をマキタスポーツが演じているほか、長村航希、三河悠冴、八木光太郎、髙野春樹、島田桃依、池田良、しゅはまはるみが登場しており、出演者はほぼ以上。
物語は、前半は社員全員がタイムループしていることに気づいた主人公等が、そのタイトルどおり、タイムループ脱出の鍵を握るマキタスポーツ演じる上司に気づかせることに躍起になる姿が描かれるが、タイムループしながら、皆自然に仕事がスキルアップすることとなり、ここまででも十分面白い内容。
しかし、本作品の真骨頂はここからで、その展開は、詳細は言えないものの、かなり激アツ。
同じく、月から金を働く私としては、ただでさえ月曜日の憂鬱があるのに、もしタイムループをしていたことに気づいた暁には絶望感しかないが、それでも、何とか一歩一歩乗り越えていこうとする主人公等の姿は、ある意味、仕事に対する心構えを教えられるとともに、人生の縮図を見ているかのよう。
基本コメディであるため、緩い空気が流れている中、タイムループがエッセンスとして加えられ、最後には熱い気持ちにさせられる良作。

それでは、また今週。
ぶみ

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