会社で働くって、毎日毎日同じことの繰り返しみたい・・・
そんな日常のうんざりを逆手？にとったタイムループもの。
タイムループというSF設定ではあるけど、殺人鬼に命を狙われる訳でも事故で死にかける訳でもなく、あくまでオフィスでの日常がループし続けるという設定が新しくて面白かった。
ループを解決する手段にも会社らしさがあって、設定がちゃんと活きてるのも良かった。急にループが戻ったら大変だからと毎日真面目に会社に来て働き続けるリアルさも面白いし、上申制度も笑っちゃった。
私も一瞬「どうせループするなら仕事しないで遊び回ってもいいんじゃない？」って思考が頭をよぎったものの、もし突然ループが終わったら、そこには1週間分の手付かずの仕事と無断欠勤という取り返しのつかない状況だけが残る訳で・・・ww
ループを止める最終的なキーアイテムがアレだったのは「唐突に何でそれ？」って思ったけど、一応ヒントは最初から画面に写っていたし、映画のメッセージを昭和のエモさでアレンジして伝えるのにはちょうど良かったのかな？
何はともあれ、低予算でも面白い映画特有の発想の柔軟さがあったし、「やっぱり仲間っていいよね〜」ってなるラストも社会人のアオハルで、清々しく明るい気持ちになれる映画でした。
邦画
