このレビューはネタバレを含みます
何気ない職場で働くサラリーマンたちがタイムループに気づき、脱出するために奮闘し、その中で自分の人生とは何かを考えるヒューマンコメディー映画。
この映画の特筆すべき点は軸は他のタイムリープ系の映画に比べ、場面展開がオフィスからほとんどないのに飽きさせない演出がされていたことである。比較対象にオール・ユー・ニード・イズ・キルをおくと、圧倒的に低い予算で作られていて、尚且つチープにならないのは革命的である。
俳優もあえて有名どころではない人たちを起用したことで、親近感もありつつ、自主制作映画の雰囲気を上手く残っていて新鮮だった。
さらに部長の書いていた漫画が物語とリンクしていて、それがそれぞれの主人公の女性の人生とリンクして、最終的に今の職場でもう少し働きたいという結論に繋がり、見ていていい気持ちになった。
最終的に受け取ったメッセージとしては、目の前のことに必死になって何かを追い求めるのも大切だけど、意外と大切なものは身近にあるということ。しかしそれは必死になってみたからこそ気づけるものであるというジレンマも含んでいると思った。
展開 関心度speed 0.8点
おもしろさ fun 0.8点
設定 構成 story 0.9点
映像音楽 art 0.8点
好みlike 0.8点
