このレビューはネタバレを含みます
小さな広告代理店で働く吉川(円井わん)は後輩2人にこの1週間が繰り返されていることを教えられる。
おそらく部長(マキタスポーツ)の50歳になりたくない願望 + 呪いのブレスレットが原因だろうと考え、すぐ上の上司から順繰りに記憶を思い出させるため交流を深めていく。
ついに部長に上申することに成功するが原因はブレスレットではなくて昔に諦めた漫画家になる夢であった。
描きかけの漫画の原稿を完成させた社員達は1週間のループから解放される。
上申するために近い立場の上司から順序だてて交流を深めていき仕事・やりがい・人間関係を学んでいくというお仕事ムービー。
社員にタイムループを気付かせていく→ 呪いのブレスレット破壊(勘違い) → 部長の漫画原稿完成 →
ループ脱出 と、素直に進んでいくので特別な盛り上がりは感じなかった。起こったドラマとキャラの急激な心情変化がいまいち噛み合っていないような。
吉川の上昇志向や他人への無配慮がリアルに見えたぶん、反省がリアルに感じられない。実際反省してたとしてかなりの気分屋でふり戻しがすぐに来そうな、、、「思ってたより憧れの人の感じが悪くて今の職場のほうが居心地いいよね!」っていう軽い印象。夢を追う動機がフワッとしてるからかな。
邦画あるあるだがボソボソ喋りで聞き取れない箇所多数。
タイムループものは良作が多いので、それらと比べてしまうとちょっと物足りない。
激務な雰囲気が良く出ていて○
鳩ポーズがしっかり印象に残る。
部長の漫画が凄く好き。
「自分の夢っていう人になりたかったなぁ でも自分一人でできることなんてそんなに無いんじゃないかなぁ」