めっちゃ面白い^^
そんな予算があるわけじゃないと思うけど、
ここまで面白くできるなんて、邦画の星。
ストーリーや伏線がとても丁寧に作られている。
上司がタイムループの原因と気付いてから、その根本が呪いの数珠かと思いきや……実は描きかけの漫画だったという。
でも、そこからがこの映画の本領。
このタイムループは、一週間かけて漫画を完成させるという手順をふまないかぎり抜け出せない。
だからこそ、会社の業務を完璧にこなすことはできない。
つまり、「この苦難を乗り越えるためには、一度ヘッドハンティングの話を棒に振らないといけない」わけだ。
そこで、はたと考えてしまう。
「このタイムループは果たして部長が引き起こしたループなのだろうか?」と。
このループを機に、吉川は自分の人生のターニングポイントをもう一度深く考えることができた。
その結果を見ると……
もし吉川がヘッドハンティングの話を再燃させたくて、もう一度ループを繰り返したいと願っていたら…
おそらく「狐の呪い」は解けていなかったと思います。
「ちぇっ、やっぱ人間は分からねえや」
悔しがっている狐が姿が。