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とべない風船のmakoのレビュー・感想・評価

とべない風船(2022年製作の映画)
2.9
《手を離したら、二度と戻らない幸せだった。》
◎59点

広島先行上映。
オール広島ロケ。
上映前に舞台挨拶付きで鑑賞。
登壇者は、宮川博至監督、東出昌大さん、遠山雄さん、柿辰丸さん。

上映前の舞台挨拶だったのでネタバレにならないように話をしなければならず言葉を選びながら皆さんお話をされてましたが、宮川監督は開口一番、「楽しまれましたか?」みたいな事を聞き、東出さんが「いや、まだこれからですよ」と仰ってました。
東出さんがMCのように話を回してました。
上映前だけど観客の質問もいくつか答えてくれました。私も東出さんに質問することができました😁
私の目を見て話して頂きました💓

2018年に起きた西日本豪雨を間近で体験した広島出身の宮川監督(『テロルンとルンルン』)が、「ここ広島で生活しているからこそ、豪雨災害をテーマに映画を作らなければならない」と決意し作った。初長編作。

多島美(たとうび)も観てほしいと仰ってて、そこも注目して鑑賞しました。
多島美とは、瀬戸内海の内海に大小の島々が並ぶ様子を形容した言葉。時間帯によってさまざまな色に輝く水面と島々のシルエットが織りなす美しい風景。

瀬戸内海の小さな島(ロケ地は下蒲刈島)を舞台に、一組の男女(東出昌大、三浦透子)の交流を通して傷ついた心の癒しと再生の物語。

目新しさを感じられず、あまり楽しめませんでした。
大体想像つく展開でした。
シリアス調なのに、時々はさまれる笑わし所がイマイチでした。

監督が仰ってた多島美を楽しみにしていましたが、これも感じられず。
島々の映像がハッキリ映ってなくてモヤがかかったような感じに見えました。
睡魔が襲ったので、もしかしたらその間に美しい島々が映ったのかもしれませんが😅

感動できるかなと思ったけど期待がはずれました。

出演者は豪華なものの、脚本が上手くない感じ。
ちょっと引っかかる所もありました。
特に引っかかったのが、命が危ない人に対するシーンでのある行動。ここは緊迫している所なのに、なぜか笑いを入れててそれも今の時代に合ってない演出で(;-ω-)ウーンと思いました。

東出さんは寡黙な漁師役を好演されてて良かったです。
三浦透子さんは、いい俳優ですが本作ではそう見えず残念でした。

監督の思いはあまり伝わりませんでした。

この日は、広島県内で舞台挨拶が4劇場であったようで、シネマモードでは空席が目立ってたのが残念でした。それとも東出さんのプライベートの事があったからと疑ったり🤭

映画は楽しめなかったけど舞台挨拶は楽しめました♪

登壇者の写真、サインを観たい方はインスタに上げてます。
https://www.instagram.com/p/CmAg5SzS7Gq/?igshid=MDJmNzVkMjY=


劇場鑑賞 #136
2022 #149
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