・ジャンル
クリスマスホラー/スラッシャー
・あらすじ
女子大生のユーコはクリスマスイヴの晩、友人達と共にパーティーをしていた
一同は飲み終えるとそのままラブホテルへと向かいユーコは意中の良介とも結ばれ幸せな夜を過ごす
一方で彼女はホテルに着いた時から妙な既視感を感じていた
そしてそれはやがて確信へと変わる
彼女達の泊まっていたその場所は幼少期に悪夢で見た物と全く同じだったのだ
やがて友人達はサンタの手で1人また1人と無惨に殺されていく
これまでプレゼントした分をクリスマスを汚し続けた若者達から取り戻す為に…
・感想
クリスマスホラー月間DAY-8
ホラー漫画界のレジェンド、楳図かずおの活動開始50周年を記念して製作されたオムニバス作品
本作は6つあるエピソードの内の1つとなっている
オープニングから楳図かずお本人の姿も観られるしそれなりに期待して鑑賞
結果としては色々と惜しい作品だった
それぞれが思い描いてきた姿で見えるという殺人サンタの設定や低予算を感じさせながらも容赦なく脳や蛆、身体破壊等が見られるゴア描写、そしてラストの展開の救いの無さ
それら1つ1つは悪くなかっただけに根本的な作りの雑さが目立つ
オムニバスとはいえもう少し1本にちゃんと力を入れて欲しかったかな…
多分しっかりと作り込んで90分尺で構成していれば悪くない内容に出来たと思うし…
とはいえ短い尺に対してゴアは結構マシマシでそこに関してはある程度満足出来る
主人公、ユーコが想いを寄せる良介がやたらと嘔吐したりと不快描写も抜かりない
なので暇潰しにゴアを堪能したい時には良いかもしれない
何より邦画のクリスマスホラー自体が結構珍しいと思うので
