うにたべたい

電エース60のうにたべたいのレビュー・感想・評価

電エース60(2017年製作の映画)
3.5
河崎実の還暦記念に作られた電エース。
本作で電エースに変身するのは電四十七郎こと、ロックバンド『第四胃袋ギアラ』の四袋喜久。
彼は、ギターの速弾きをすると、気持ちよくなって電エースに変身します。
オープニングも第四胃袋ギアラが歌っていて、「君は還暦迎えているか!」という歌詞をロックンロールに歌い上げます。

ホルモン怪獣ギアラが登場し、危なーい!すんでのところで電次郎だけ踏み潰されてしまいます。
四十七郎は電エースになってギアラ戦いますが、それはそれとして、還暦を迎えた破李拳竜の結婚祝いに電兄弟が駆けつけるという、いつもの展開となります。
主役が破李拳竜なのか四袋喜久なのか微妙なところです。
ギアラと電エースとなって戦うのは四十七郎ですが、破李拳竜も電兄弟の力で巨大化してギアラと戦います。
どちらにせよギアラに負けるので、主役はというと登場する電兄弟全員か、特に活躍していた電二十三郎なのかもしれないです。

40分弱と、比較的短い作品です。
内容はほぼ破李拳竜の結婚披露宴パーティーの様子で、その間に四十七郎のお宅訪問ドキュメンタリーや、第四胃袋ギアラのバンド演奏が挟まります。
もはや電エースを見ているのか、何のDVDを再生しているのかよくわからなくなりがちです。
ギアラも最初に登場して電次郎を踏み潰しますが、実質そのまま放置状態です。
といっても電エースは過去シリーズも含めてこういうノリなので、電エース自体がそれを心得ている方向けの作品ですね。
ちなみに本作では、破李拳竜の結婚相手役ののぞみもギアラに踏み潰されるので仰天しました。

相変わらずおもしろい、おもしろくないの天秤で測れないシリーズ作品でした。
河崎実が気持ちよくなるだけの作品ですが、引き続き他のシリーズ作品も追いかけ続けようと思います。