2022 08 24
そもそも2つの人生を並行して描く意味とは?フィクションを否定してるのではなくて、演出そのものから意義が見いだせない。『Everything Everywhere All At Once』を楽観主義で薄めた感じ。
大衆向けロマンスコメディだから、描き方も狙っている観客層も違う前提はあれど、『The Worst Person in the World』の方が切実だし綺麗(映画として)。
ゲイブのバンドが5年経っても「We Are Young」のカバーやってるとかダサすぎる。終いにはエンディングでも堂々と流れて、最後のセリフ("You're alright")も相まって、「若いんだし、どうにかなる」というメッセージがより強調された気が。いやいや、現実はポストRoe v. Wade、しかも舞台テキサスでしょ?うーん、この映画で救われる人は多くないと思う。