このレビューはネタバレを含みます
あの時こうすれば良かった、自分の選択は間違っていたのではないかと思うことがあった人には刺さる映画だと思う。
どちらの人生も過程が違ったとしても行き着く先は殆ど同じで、それぞれ幸せなことや辛いこともある。
どちらの人生も出会う人には然るべくして出会っているし、『運命の人』なんてものはないけど、出会った人のなかで『過程』を共にした大切な誰かをそれぞれ人生のパートナーとして選んでいる。
これでどちらの人生でも同じ人を選んでいたら、それこそ「全部決まってるってこと？んな虚しいことあってたまるか！」とツッコミたくなるけど、
その時間や過程を共にして、酸いも甘いも分け合えた人を自分自身で選ぶ姿が描かれていて、どちらの人生も主人公は幸せに生きていくんだろうなと思えた。
最終的に作る献立は一緒だけど、選ぶスパイスや調理方法が違う、みたいな印象の映画だった！
あの時こうしていればどうだったろうか、と後悔する日もあるけれど
きっとどっちを選んでも幸せになれるはずと、自分自身を励ませる素敵な映画だった！
