これもエキストラのシーンだったのか！っていうシーンが連続する冒頭でビクッとさせられた芝居の中と現実。
自分のない高松が役者になると激しくなって存在感が出てくる。そして終わるとまたおとなしい高松になるんだ。でも何だかその目は悶々としてるようにみえる。
そして昔の同僚の声掛けをきっかけに､忍び寄るように自分の過去が明らかになって来る…と言うか実際には何があったかは知らされてないんだけど､妹との会話と表情で何となく過去の出来事が想像出来るという設定｡ここがポイントなのかな…淡々と会話する妹と山下の親しいのに素っ気ないそのユラユラがたまらないね。
そして彼はここでまた一世一代のエキストラになって素っ気なさを貫き通した。
高松になるしかない彼の心情がちょっと切ないな。
