あっ、今のも劇中劇だったのね💦… な、虚構（ドラマのエキストラとしての話）と現実の境目を曖昧に見せる演出がおもしろい。
このつかみどころのない男の、焦点が定まらない目の演技が絶妙に上手い香川照之。わかりやすい顔芸的なヤツよりこっちの方が魅力的。
そしてこの人はいつもそうなんだけど、絶妙に嫌な感じがものすごく上手い津田寛治。
こういう余白が多い感じは嫌いじゃないんだけど、昨今の邦画って説明しすぎか説明しなさすぎかのどっちかしかない印象。まあそんなにたくさん観てないので、あくまでも印象の範囲で、なんとも言えないけど。
ちょっと暗いので、もう少し世の情勢やお天気がいい感じの時に観たらさらに好印象だったかも。
あと余談としては、出てきたロープウェイが、何年か前に行った秩父宝登山のばんび号なのが嬉しかった笑。
