Jimmy

拳銃は俺のパスポートのJimmyのレビュー・感想・評価

拳銃は俺のパスポート(1967年製作の映画)
3.0
殺し屋を宍戸錠が演じ、舎弟にジェリー藤尾、そして宿屋の女として綺麗な小林千登勢を配した結構よく出来たハードボイルドタッチの映画。

警備が厳重な島津組の組長(アラカン)を射殺するために雇われた殺し屋(宍戸錠)は、凄腕の殺し屋であり、見事な仕事をする。
しかし、実行後、エアフランスで海外逃亡する事が島津組に伝わっており、空港で逃亡は出来なくなる。→ここの物語展開で「なぜ、海外逃亡するのが敵側に漏れたのか???」が疑問。

そして、仕方なく、横浜の宿「なぎさ館」に行くと、小林千登勢が居る。
→ここで、また不思議なのが、敵側が「あいつらは、なぎさ館だ!」と宿まで特定できているってなぜだろう??? これまた、非常に疑問。

「女はダルマ船で生まれた女」とのセリフ、ダルマ船って時代を表現している。

ただ、この映画、カメラが凄く良くて、上手く撮っているのが分かる。素晴らしい。
物語の展開に若干の難があるものの、なかなか良い日活映画であった。
Jimmy

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