サーフ

拳銃は俺のパスポートのサーフのレビュー・感想・評価

拳銃は俺のパスポート(1967年製作の映画)
3.4
主演の宍戸錠がとにかく渋くてカッコいい。表情もほとんど変わらずポーカーフェイス。話し方もぼそぼそとあまり感情が乗っていない喋り方。佇まいなど全てがハードボイルドらしさを感じるカッコよさ。

途中、恋愛要素も出てくるがそんなにストーリーに絡んでこない。このドライな感じもハードボイルドのこの映画の雰囲気に合っている。

ラストシーンの銃撃戦がかなり印象的。埋立地という何も障害物がない空間で行われる決闘シーンはまさに西部劇。この銃撃戦、めちゃくちゃ展開早くて1分あるぐらい。でもこの1分の密度が本当に濃い。ラストの爆破シーンの持って行き方も荒唐無稽なんだけれどカッコよさも感じる。

真島昌利の「アンダルシアに憧れて」の歌詞にも登場する「拳銃は俺のパスポート」。この映画を見た後にこの曲の歌詞見ると、より曲の世界観に没入出来る感じ。
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