コブラ

Pearl パールのコブラのネタバレレビュー・内容・結末

Pearl パール(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

7.16リハビリハシゴシネマの1/3。

前作「Xエックス」は鑑賞後スカッとはしつつ、じぃじとばぁば(©️rollin)の物悲しい顛末にしょんぼりしてしまったけど、今回はそのばぁば、つまりパールさんが大変イキイキと躍動してましてね。

オープニングのタイトルバックからして笑わせにきていて、なるほどタイ•ウエストさんノリノリですな?(ニッコリ)ってなる。

40年代銀幕アプローチについ呑気こいてたら、ちゃんと大殺戮大会になるので油断も隙もない。「悪い種子」っぷりを全霊で体現するミア•ゴスの顔面に依存し過ぎな感もありましたが。
ってかエンディングのガンギマリ我慢大会はフィクションの壁超えてるやろ。劇場内で自然な笑いが起きてたよ。

それはそうと、パールさんも挫折という大人になる為の通過儀礼を得て、大事なものは何かに気付けた様で安心しました。旦那(ハワードだっけ?)には心底ご同情申し上げるが。あのラストは「座敷女」に通じる絶望があるよ(旦那視点で)。

基本笑って観ることができるんだけど、義妹さんぶっ殺しシーンにはひぃってなりました。
パールが背後から迫ってきて、ついには斧殺されるんやけど、カメラが妙に生々しいというか。バカみたいなこと言うけど「追っかけられる」ってマジ怖えって思ったよ。わかる人おるかの。








追記
どっかの有名映画時評されてる方が、パールの生い立ちに号泣云々って言ってだけど、ビタイチ共感出来ず。こいつは生まれながらのPSYCHO-PASSだろうが。
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