邪魔する奴は全員ブッ!!!!!!!!
古き良き映画、と言ったタイトルフォント・音楽・映像で始まる本作。
歌唱シーンは無いが、ミュージカル映画らしくもあり、オズの魔法使を想起させる。
特筆すべきは、主演ミア・ゴスの演技力。
前作で特殊メイクを用いた老婆を演じていたことにも驚いたが、本作では若さを全開にした怪演を披露してくれている。
特に、完全にイッちゃってる目や狂気的な笑い方、脳髄に響くような叫び声は鳥肌がたった。
特に見入ったのは、長回しで懺悔をするシーンである。
この人物は、明らかに根本から周囲と違い、端的に言えば頭がおかしいのだな、と思わせる説得力が凄まじい演技となっている。
また、19年代の映画を思い起こさせる音楽もインパクトがあった。
音圧とメロディには懐かしさがあり非常に満足。
次作も楽しみ。