ちょっと待てこらー！
なんだこれ！
センスの塊やんか！
前作「𝕏」から遡ること60年前、時は1910年代𝕏で活躍した殺人オババの青春期を描いております。
映画のタッチも1930年〜40年を思わせる手法でタイムスリップして映画を観てる感覚でした。音楽も音楽の使い方もまさに古き良きアメリカという感じで完全に映画館案件でした。
古いテイストだからといって映画が古い訳ではありません。現代の感性と技術を詰め込んで完璧に再現、古い映画特有の間の悪さとか解像度の低さだとかマイナスポイントは一切省いて良い部分だけ抽出して古さと新しさが同時に押し寄せてくるような奇跡的な仕上がりになっております。
ワクワク1000%のアヴァンタイトルからパールはとても可愛らしく超ポップにスクリーンに映し出されますがちょいちょい「あ、そうかこれホラーだったよな」と思い出させてくれるシーンが挟まれます。それが段々と頻度が増してゆく。
そこから内容をどんっと端折って既に伝説とか、こんなの見たことない！とか言われてるエンドロールへ。
エンドロール見ながら勝手に脳内でこの映画の振り返りダイジェストが始まり、果てはこの先の未来まで想像させる。
伝説と言われるのも納得です。
最高の逸脱。
スコアは映画を観ながら4.8〜4.9くらいかなと思ってたのですがエンドロールを観てこれは5.0にしないとだめだとなりました。エンドロールやばかったです。
現場からは以上です。スタジオへお返ししま〜す！
