このレビューはネタバレを含みます
「X」が個人的にはあまり…という感じだったのでそこまで期待せずに観たけどこっちはめちゃめちゃ好みだった！
時代背景もいい雰囲気が出てたしパールの無邪気さ、純真さの中に見え隠れする狂気…！最初から完全なサイコパスだったわけじゃなく、厳しい母親からの抑圧や夢を絶たれた絶望などを味わって、徐々に徐々に壊れていくパールの気持ちの過程が描かれていてXの時のパール婆さんとは全然違う感情で観ていた。
パール自身も自分の事がおかしいのかも…と気付いていたり日々葛藤する普通の少女の面が見られて切なくなった。
亡くなった母親の手を自分に回して「愛してるわ」と抱き合って言い合う妄想はパールのずっと根底にあった欲求なんだなぁ…と思うとほんと悲しくなる。ラストの笑い泣きのシーンも圧巻で狂気爆発！
割とどうでもいいけど映画技師のあのナンパの仕方はオシャレ(笑)
