トランスマスター

Pearl パールのトランスマスターのレビュー・感想・評価

Pearl パール(2022年製作の映画)
3.0
♯139 欲しいものを手に入れるのがすべてじゃない持っているものを大切にしなさい

舞台は1918年のテキサス州の農場
主人公はA24映画『X』の農場の色ボケ婆さんの若い頃のパール

スペイン風邪のパンデミックで外出が制限されている状況下で、
ドイツ移民の厳格な母親、病気で車椅子生活の父親と暮らすパールは、ミュージカルダンサーになり農場からの解放を夢見ていた。
性欲モンスターのパールは夫が出征していることもありカカシや映画技師のイケメンとエロい事をしてしまうのだった…。

◆良い点/注目ポイント
・古臭い映像なのに新しさが共存しています。
・教会でのオーディションのダンスは最高の出来です。
・前作でマキシーンを演じたミア・ゴスがパール婆さんの若かりし頃を演じてしまう最高なキャスティングです。

◆改善点
・蛆虫だらけの豚の丸焼きがキツいです。

◆総括
・今作はホラーというより
パールの成長過程と殺人鬼への転落を、しっかり掘り下げたヒューマンドラマでした。

パート2がパート1を超える三部作は
ヒット作が多いので、
次回作『MaXXXine』に期待です。

-2023年139本目-