peplum

Pearl パールのpeplumのネタバレレビュー・内容・結末

Pearl パール(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

抑圧からの解放、田舎からの脱出、都会へ出る夢…自分の中のタグに引っかかってパールがんばれ!と思った。
冒頭から古式ゆかしい映画のつくりにして見せ方がうまい。フォントしかり色使いしかり。パールが赤いドレス着た時、上がったのは色温度だけじゃない。
生命蹂躙するのすごいな。ガチョウ、卵、豚…。カカシのシーンで、実はこれは生き身の人形で目を開くんじゃないかってこわかった。シュヴァンクマイエルくらい食べ物に恨みないと撮れないなこれというシーン多数。
ジョーダン・ピールの『アス』みてから一家に1台なにか固くて長いものが必要だと思ったけどあの牧草フォークかもしれん。
ワニくん仕事しすぎ。遺体処理ダイジェストの鏡面みたいな画像編集、禍々しさを低減しつつやってることの奇矯さは増してるのがすごい。
あんな所に生コマを挟んだらいけません。
長回しで顔のアップで長々語るところの完全に加療が必要なレベルの顔つきが素晴らしいし、ラストのひきつり続ける笑顔、夢に出そう。
X全然わからんのやけどこれがどう繋がるのか気になる。
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