たろさ

Pearl パールのたろさのネタバレレビュー・内容・結末

Pearl パール(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

1918年、パール(ミア・ゴス)は戦地に赴いた夫のハワード(アリステア・シーウェル)を待ちながら映画スターになることを夢見ていた。しかし抑圧的な母(タンディ・ライト)と寝たきりの父親(マシュー・サンダーランド)の介護に負われ鬱屈とした日々を送っていた。
「X エックス」の老婆パールの若かりし頃を描いた作品。


農場にいるごく普通の女の子が殺人鬼になる過程を描いた作品。かかしとのセックスシーン、ダンスシーン、激怒シーン、長い独白シーン、ラストのひきつった笑顔。主人公のパール演じるミア・ゴスの頑張りがすごい。
大量の蛆虫つき豚の丸焼きが印象的。

大笑いしたシーンが二つ。一つ目はパールが映画技師の男(デビッド・コレンスウェット)を殺害した直後に、パールが寝たきりのお父さんと対面するシーン。お父さんの怖がる顔がおもしろい。二つ目はパールがミッツィ(エマ・ジェンキンス=プーロ)を相手に長い独白をした後のミッツィの気まずそうな反応。「こいつ、ヤバい。早くここから逃げななきゃ」感が強く出ていていい。
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