A24の映画、Xに登場したパールの若かりし頃の物語。
Xで淫らに執拗に迫ってきた狂いっぷりの経緯を観るような内容。
ヤバいやつは最初からヤバい要素があったということ。環境を受け入れられず、世間や欲に抗いきれなかった結果なのだと思った。ヴィランの生い立ち映画というのは近年割と多く、ヴィランに同情させてしまう部分を作っているのが好きではない。ただこの映画に関しては同情させる部分を作っといて、次のシーンでぶっ殺しに掛かる。この狂気のメリハリが他のヴィランが主役の映画とは少し違うかと。
映画としての展開は予想通りではあるけど
、ノスタルジック満載で先のXよりも世界観が全うしていて好きかも。
斧の切れ味良すぎるけど笑。
独白後に一気に老け込んだり笑顔のエンドロールのパール役、ミア・ゴスも良いけど、怯えるだけとはいえ常に眼で訴え続ける父親役の人の演技も上手い。
あまり人には勧めれない映画。
