記録用
不幸な生い立ちの影響とはいえクズに育った弟と立派に育った兄との出来の違いを考えながら視聴していた。
母親と兄に捨てられたと思いながら暴力親父の元で貧しく育った弟が荒んでしまうのは仕方ない。
一方、兄も苦労しながら生きていたはずだけど自力で大学に行って医師になった強者。
この差はなんなんだろうと思っていたけど、いつか弟を取り戻すんだ自分が弟を守るんだという信念を持っていたから兄は強くいられたらしい。
そこはなるほどなと思った。
ラストは感動的っぽい終わり方をしていたけど個人的には首を傾げたくなる感じだった。
クズだった弟が改心した様子でやけにいい表情を浮かべていたけど、この弟は何か必死になって努力したりしてたっけ？って思ってしまった。何もかも兄に与えられたもので幸せを手に入れただけでは…？と少しモヤっとした。
兄は兄で、弟のためにって一貫してた姿勢が最後に明らかになる秘め事によって一番の原動力は弟じゃなかったように感じられてなんだかなぁって気持ちになった。
こうなりそうって思った通りにストーリーが展開していくし、キャストも無味無臭な感じだし、可もなく不可もない映画。
