マ

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいのマのレビュー・感想・評価

4.8
優しさ なんて概念がなんであるのか考えるとこから始める、映画のスクリーンの枠が空間と同化したからこの映画は今までの「映画」を超えてると思う、ここからスタンダードに成るべきとも。
自らの加害性を出さない為にコミュニケーションを捨ててしまえばいいのか、苦しみながら生きるしかないのか、明確に答えを出せる訳では無いけど(明確に決まってるものじゃないし、そりゃ当たり前)、「優しい」人々をより優しく守ってくれる映画(=ある登場人物)の存在に何度も泣いた 安易に救済を見せなくても、この映画の存在自体が何かの救済として機能し続ける。

本当に凄い映画は従来のエンタメ性を簡単に飛び越え、人間同士のコミュニケーションやテーマとしてリアルで素晴らしい面白さを魅せてくれる。登場人物同士のコミュニケーションだけでも永遠に見ていられるような気持ち良い緊張感。
マ