このレビューはネタバレを含みます
金子監督のヌイサーの若者たち
原作大前粟生。
脚本金子鈴幸。
脚本監督金子由里奈。
久しぶりのノーマーク作品。
シネウインドで予告は見ていた。チラシももらっていた。
キーワードは「やさしい」と邦画の青春映画系でいい感じに見えた。
金子監督は、「二十一世紀の女の子」で短編を見ていた監督だった。新しい短編映画でお気に入り映画だ。
シネウインド1週間限定上映駆け込み見に行ってきた。
主役のおふたり。駒井さんと細田くんふたりがヌイサーにはいるところからはじまる。
(*本ブログでの名前は、俳優さんの名前です、役名ではありません。)
タイトルバックが可愛いく、丁寧に撮られていた。監督のぬいぐるみ視点のやさしいタイトルの出方だった。
また劇中階段を降りる長回しシーンがあった。緊張感あるダイアローグ必見!
物語は、とある大学のとあるサークル、 「ヌイサー」ことぬいぐるみサークル。そこにふたりの新入部員が来る。はたしてどうなるみたいなお話し。
やさしいというところから、事前予想は「繊細」「傷つきやすい」「激しい怒り」「ひとり・孤独」をどう描くだろうと思ったが、ぬいぐるみサークルを通してそれぞれのキャラクターを通じて、それぞれにしっかり描かれていて面白かった。
言葉に傷づく
見て衝撃をうける
みて萌る話しかける
恋に恋する
自分だけの話を耳ふさいで(ヘッドホン)話す(この描写が面白かった。みんなヘッドホンして話す感じ。聞か猿を魅せるという感じ。無視をアピールしてるかのよう。もしくわ自分でぬいぐるみになってるかのようにも見えた)
細田くんのお一人様嗜好男子の悩み。ぬいぐるみを通して、「恋」に恋するかんじ。なんかCMでその後みかける。
今も沢山いそうな女子に扮する駒井さん
ヒロインだが、訳あり途中から現れなくなる。それにはとある理由。
髭の細川さんは、朝ドラの「舞いあがれ」で見てて一発でわかった。役柄も好きな感じ。 ぬいぐるみ大切な感じ。
ヌイサーの部長的な方が、「カメ止め」の真魚さんだった。わからなかった。部長的ヌイサーまとめ説明要因のような立ち位置。なんか顔が変わった感じ?!
女の子をつれてくる若杉さん。友達の役者さんもとてもいい感じだった。芯ある友語りをする。
上大迫さんは、眼鏡美人でもう少しエピソードがみたかった。
唯一ぬいぐるみとコミニケーションしない女子、新谷さん。本作のある意味ヒロイン。
新谷さんだけ、チラシでこちら側を見つめていた。 ぬいぐるみに興味なし感をかもしていた。とても素晴らしいヒロインだった、迷わせるヒロイン。
しっかり時がながれている物語だった。円環してた。
いまのドライな若者を生かして撮る脚本で、みたことない日本青春映画で面白かった。
確かにぬいぐるみと話すじゃないけど
ぬいぐるみなしでも道歩いていて
みんないろんな表情でしゃべってけどね、、。
ぬいぐるみをみていて!もちろんキャラクター物は、一切出演してなかったけど、。
なかにカエルさんのぬいぐるみが出演してたけど、あれ「さまーずさまーず」のさまーず大竹さんがぬいぐるみ寸劇で使ってたやつじゃないかな?「よしひとくん?」とかいってプレゼントしてなかったっけ?間違いかもだけど。デカイカエルだった。「やすゆきくん」(笑)オチ担当でした。サマサマは、DVDでほぼ鑑賞してたから、。
さて
金子監督のぬいぐるみサークルの人々
京都のヌイサーのみんな
ぜひご覧ください!
フィルマ版追記
ぬいぐるみにしゃべる、ぬいぐるみに囲まれ、いっぱいぬいぐるみを愛でる空間だった。
ヌイサーじゃなくても
カップルの部屋でも、夫婦でも、ひとり暮らしでもぬいぐるみは、存在する。またそんな物語もみたくなった。また、レビューにも書いたけど、ぬいぐるみなくても通勤、車内、電車内でひとりで優しく喋る方もいる。がなり叫ぶひともいる。みんなきいて欲しい、愛が足りないという事なんかな?!
わたしは、みながらぬいぐるみ燃やしたり、ほんなげたりする若者出るかなあと思ったら、どこまでもやさしいお話しで逆にやられました。
面白かったです、ベストテンに入る。やはり上半期終わり、劇場行けてませんが、。