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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいのmimagordonのレビュー・感想・評価

4.2
優しい映画だなぁ...。「優しさ」って提議付けられるものではなくて、そこにふんわりと存在する、まさにぬいぐるみのようなものなんだと思う。傷つき、泣き、見守り、話し、なんだか側にいる。設定が大学のサークルというのもあって、昔の自分を見てる気分になった...大学時代は七森くんや麦戸ちゃん寄りだったけど、今は白城さん寄りかも...なんか中間にいるような気がする。そんなパーソナルな寂しさも感じつつ、そこも含めて包み込んでくれるような感覚、観る人それぞれのどこかに共感して寄り添ってくれる、そんな映画。私も時折ぬいぐるみとしゃべるのだけど、自分は優しいのかなぁなんて。でもなんか、自分の思いを肯定してくれるような気がするのは、たぶんぬいサーの人たちが感じてるものと似てるんだろうな。ふとまた観たくなるような作品。
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