mizu

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいのmizuのレビュー・感想・評価

4.0
上っ面の“多様性の尊重”ブームがひと段落して、尊重される“多様性”から排斥される、周縁に立っている人たちがたくさんいることに気づかされる。

他人の痛み、辛さをどこまでわかるのか(そしてどこまでもわからないのか)を描くこと。それは、単純なコミュニケーションの不全の面白さを大雑把に描くこととは違って、よりカメラを近づけて、あるいは工夫をこらした作品となると思う。

映画的スペクタクルはないけれど、すごくよい映画。
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