映画好きの柴犬

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいの映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

3.6
 優し過ぎて言いたいことが言えなくて病んでしまう人が、ぬいぐるみに気持ちを吐露する、現代版「王様の耳はロバの耳」ってところかな(ちょっと違うか)。ペットに話しかけて癒されるのも同じだよね。

 テーマには共感できるものの、作品としては、ぬいぐるみサークルのメンバーそれぞれを傍観するような感じになってしまって、話が深まらないのが惜しいな。新谷ゆづみ演じる登場人物の中で唯一普通の子を狂言回しとして、もっとストーリーをドライブしたら面白かったかも。