ガリガリ亭カリカリ

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいのガリガリ亭カリカリのレビュー・感想・評価

5.0
既存のコードにアゲインストする革命映画。「嫌なことを言うやつは、もっと嫌なやつであってくれ」に共感しつつ、そんな自分はその"嫌なやつ"ではないのか?とも突き付けてくる。

麦戸(駒井蓮)というヒロインのミスリード。西村先輩(若杉凩)の圧倒的存在感。

レッテルを貼る/貼られることから逃走するための会話の蓄積。
母親にとっての犬。対話相手の喪失。
「必要な人にとって必要な映画」だが、必要なくなることを目指しているのが凄まじい。