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プラスチックリトルのmitakosamaのレビュー・感想・評価

プラスチックリトル(1994年製作の映画)
3.7
見たかったOVA、やっと見れた!うるし原智志によるオッパイアニメとして有名だが、全体的に作画も素晴らしく見応えもあった。

何かしらの研究施設から脱出してきた娘・イリーズ。軍に追われるが、たまたま出会ったペットショップハンターの船長・ティータに助けられる。
軍隊はイリーズが知る兵器の起動装置を巡り2人を襲う。ハンター船の仲間と共に軍の野望を食い止めるという内容。

エンドロール含め40分という短い尺だ。その上、オッパイ描写のために必要も無い入浴シーンの為に程ほどの尺を使う。それ故に壮大な世界観に反してストーリーはあまりにも簡素。
軍隊が襲ってきたー逃げたー基地に乗り込んで敵を倒したー。もう敵の軍隊も将軍も強そうに見えてあっけなく倒されちゃう。
物語的には2時間の劇場用作品に出来る筈だ。

だがそれでも、物語よりもオッパイを描くことを重要視したのだから、それはもうしょうがない。そういう物だ。
うるし原のキャラクターデザインの持つ、90年代特有の漫画みが愛嬌があって可愛らしい。ソノケンといい、この時代の寄り目っぽいキャラデザは何気に好きだ。

ストーリー性は潔すぎる程に排除されたが、メカデザインや舞台美術なども手が込んでて良いんだよな。ティータの乗るバイクのデザインなんて他で見られない個性的なものだ。

オッパイで伝説を残したが、オッパイ以外の魅力もあるので劇場用長編として作られた作品も見たかったのも事実。
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