元ネタ「カサブランカ」でも矛盾が無いわけじゃないが、戦時下時期到来の永遠の傑作だが、日本にカサブランカの適地はあった筈。横浜では無く那覇ではなかろうか?石原裕次郎、浅丘ルリ子黄金コンビが熱演しても、江崎実生監督の壮大な失敗作と評価するしかない。実際には、海外脱出のムードアクション映画成功作はあった。舛田利雄監督「太陽への脱出」がそれだ。あの裕次郎も岩崎加根子も、この作品の二谷英明も厳しい理由があった。但し本作の功績として、ムードアクション映画の実質終焉を告げる作品となった。「夜霧」に始まり「夜霧」に終わった。