ナン・ゴールディンのパーソナルなストーリーと、オピオイド危機でどのように彼女たちがデモを通じてサックラー家の名前を世界の美術館から消したか。
良いドキュメンタリーだった。彼女の作品が映画中に織り込ま…
生命力を強く感じた。
あらゆる死を背負うナン・ゴールディン。ラディカルでパンキッシュな過去を持つ彼女だからこその説得力があった。
題の通り、美なるものと殺戮性が同じところに孕む現実の捉え方が上手かっ…
現在も活躍しているナン・ゴールディンという素敵なアーティストを知ることができ、それだけでも満足。
観る前は「オピオイド危機」の映画だと思っていたが、序盤はゲイ&レズビアン映画で中盤はアクティビス…
スっと入ってくる映像と写真で気持ちよかった。所々に出てくるグラフィックデザインも可愛くて最高!めちゃくちゃやる気にさせられちゃった。私も人生頑張る。こんな風に歳とりたい。
それに、最近写真を撮ること…
薬物中毒を告発する写真家ナン・ゴールディンの活動と半生のドキュメンタリー。製薬会社を経営するサックラー家は慈善活動家でもあり、美術館や芸術活動に寄付をしているが、自社のピオイド系の鎮痛剤オキシコンチ…
>>続きを読む誰かの半生を綴ることと写真家という職業とはやっぱり親和性が高くて、それだけでそこいらのドキュメンタリーとは一線を画してると思う。語らずともラウドマイノリティの文化と歴史とが明確な輪郭をもって浮かび上…
>>続きを読むナン・ゴールディンの活動は一貫している。どれだけ社会が無慈悲で、そのことに諦念をもっていても変わらず慈しむこと、挑むこと。撮り続け、見つめ続けること。最終目的は叶いようがなくとも、アクションそのもの…
>>続きを読む「オピオイド危機」とは、中毒性の高いオピオイド系の医療用鎮痛剤の過剰摂取問題のことだ。オピオイドは50万人の人々を死に至らしめたとしてアメリカでは社会問題と化している。そんな「オピオイド危機」に挑…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
傑作。数十万人が中毒や合併症で亡くなったオピオイド系の薬剤をその危険性を知っていながら販売し続けて巨万の富を得たサックラー家と世界有数の美術館のつながりを暴くドキュメンタリーとなっている。美術館など…
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