美と殺戮のすべてのたむのレビュー・感想・評価

ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞の傑作ドキュメンタリー映画です。
依存性の高い薬で多額の利益を得ているサックラー家と戦う写真家ナン・ゴールディンさんを描きます。
しかもそれだけではなく、彼女の人生も描き出し、過去と現在だけではなく、家族の歴史まで一人の人生に与える影響が考察されます。
どちらが欠けてもナン・ゴールディンさんという人物を描くことにはならないでしょう。
二本の筋をうまく編み上げて構成した社会派ドキュメンタリーの傑作ですね。