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美と殺戮のすべてのharukaのネタバレレビュー・内容・結末

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ブーメラン的に投げ帰ってくる

アートと政治の距離感
アートに政治を持ち込むな

クィアなコミュニティを記録した写真
個人的なことが社会的なことや、芸術となっていく

当事者たちに貼り付けられたレッテルを剥がす行為としてのアート、それを社会に提示すること

1970.80年から連綿と繋がってきているのだと知った。



今は、それなりに当たり前になってきている行為が、異端だった時代。個人的なこと、社会の周縁にいた人たちが怒ったり、行動しり、連帯したところから繋がっている

1970,80年代のニューヨーク



エイズの友人が周りにいたこと、姉を失ったこと、彼女自身のセクシュアリティ
だんだんと繋がっていく

いい写真とは何か


写真は置かれる文脈で意味が変わる
撮ることも写真家の一つの才能だけど、撮った写真をどうみて、どう見せるかも同じくらい大事な才能だと、写真家の行為を見るたびに思う

両親の写真は2回出てきた
親としての未熟さを語られたのち、性的依存のパラードのスライドの最後に現れた両親のツーショットは、前出の時とは違った見え方で、ドキッとするような意味を持っていた


編集の過程で写真家は思考をする。
写真を通して写真家の思考に触れるたびに到底及ばないその力に魅了される

写真を映画の中で見る

語りも伴ってみる

普段の写真の見方とはだいぶ違う

いい写真だったな
とても個人的な写真
あの距離であんな個人的な写真を撮れる関係性
相手が構えず、カッコつける、撮らせるカメラ
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