8Niagara8

美と殺戮のすべての8Niagara8のレビュー・感想・評価

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)
4.3
生命力を強く感じた。
あらゆる死を背負うナン・ゴールディン。ラディカルでパンキッシュな過去を持つ彼女だからこその説得力があった。
題の通り、美なるものと殺戮性が同じところに孕む現実の捉え方が上手かった。
目を向けられないような現実こそ我々に迫ってきて、そこにこそ生死が存在する。
構成の半端さが目についたものの、強烈なメッセージを感じる、パワフルさがあった。
8Niagara8

8Niagara8