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美と殺戮のすべてのKAOのレビュー・感想・評価

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)
5.0
2024年劇場観賞11本目

いやー最高にクールで素晴らしいアーティスト
ナン・ゴールディンと、最低最悪の麻薬性鎮痛薬「オキシコンチン」そして、それを販売したサックラー家のことを知った、とんでもないドキュメンタリー映画だった。

ナン・ゴールディンらの活動によって、メトロポリタン美術館が、「サックラー一族からの贈り物はすべてお断りする」と発表しあとに、
次々と他の美術館も声明を出すくだりに歓喜したし、救われた。

また抗議行動自体は強烈なのに
アーティスティックな演出に感嘆する!

薬のケースやフライヤーひとつ
とってもお洒落。さすが!!

こんなアート作品のような
抗議行動を日本でも
やれればと思うし、

この手の社会派映画を
大手シネコンで
長期上映するような
日本になってほしいという
思いが込み上げる。
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