熊は、いない/ノー・ベアーズに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「熊は、いない/ノー・ベアーズ」に投稿された感想・評価

【パナヒは、いる】

イラン人監督ジャファル・パナヒが自分自身を演じています。
イラン政府から映画製作と海外渡航を禁じられているため、国境近くの小さな村からパソコンを使って遠隔操作で助監督に指示を出…

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8時だJ

8時だJの感想・評価

4.5

自由の為に戦い続けるパナヒ監督

悲劇的状況に置かれている2組の男女と国境近くの村でリモートで映画を撮ってるパナヒ監督がそれに関わるといった構図

宗教、村の因習、自由の無いイランの状況をユーモアを…

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luckyJ

luckyJの感想・評価

4.2
エンターテイメントの対極にある、
映画の使命、監督の強い意志が、
そこにしっかりとある映画。
ミチ

ミチの感想・評価

4.7

逮捕されても自由を奪われても映画という武器で戦い続けるジャファル・パナヒ監督の最新作。


国外逃亡しようとする男女のドキュメンタリードラマを撮るパナヒ監督が、リモートで指示を出すため滞在している国…

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衝撃だった。この映画を見たタイミングも、ガザ地区の戦争が起き、イラン人女性がノーベル平和賞を受賞した時だったため、より世界で起きていることに対して目を向けなくてはいけないのだなという気持ちにさせられ…

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このレビューはネタバレを含みます

この映画はイラン国内で監督(政府に監督業はできないと言われてる。)として自分の生き方を強く主張している作品になっていると思う。なぜかというと:1)アザリ語(Azari)を話すイラン北部の村で、トルコ…

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芋

芋の感想・評価

4.3

3つの軸で進む物語。3つとも共通するのは、身動きがとれないという点であり、どの階層にいても自由が無いというイランの現状を炙り出しているのが見事。ただ、それぞれの自由度?の大小には差があり、国外に出る…

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出国できない監督と母国に帰れない俳優の対比。
閉鎖的な村社会で起こることすべてがイランの現状を物語っていた。

この作品同様、国外に脱出する方法は幾らでもあるんだろうけど、敢えて残り続けるのはパナ…

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フィクションとノンフィクションを掛け合わせ、現在進行形で進む国境を跨いだ入れ子構造を利用し、2組の恋愛を通じて起こる出来事から社会の歪さを浮き彫りにしイラン国家への反権力を掲げる

また、パナヒ監督…

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ドラマとドキュメンタリーの融合であり、演技ともリアルとも取れる脚本が見事。

権力者による辻褄合わせのために組み替えられる存在として熊と例えていると考えられた。

これを観た誰もがパナヒを応援したく…

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