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熊は、いない/ノー・ベアーズのbiwacovicのレビュー・感想・評価

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冒頭、「映画」が始まりそこからパナヒ監督のMacBookの画面へとズームアウトするだけでゾクゾクした。あらゆるレイヤーで虚構と現実について、それは一体であると語りかけてくるような構成。人々が恐れる熊は虚構であっても、熊を恐れる人々は現実。その厳しさをこのような知的な構成の映画で表現するとき、映画の中で起こる悲劇は「現実」だと正しく認識出来る。傑作。
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