出国できない監督と母国に帰れない俳優の対比。
閉鎖的な村社会で起こることすべてがイランの現状を物語っていた。
この作品同様、国外に脱出する方法は幾らでもあるんだろうけど、敢えて残り続けるのはパナヒ監督がイランの現状を世界に伝え続けなければいけないと思うからなんだろうな。
あの手この手で伝え続ける強い使命感を持ったパナヒ監督がいるおかげで私たちはイランの現状を知ることができる。
熊をいることにもいないことにもできてしまう、そんな社会はどこにでも存在する。
パナヒ監督の作品、全部観たい。
息子さんの作品も。